賢后 衛子夫

貧しさに耐え、仲良く育った異父姉弟の衛子夫と衛青。
2人は母の死後、平陽公主の邸で使用人として働いていた。
その頃、宮廷では皇帝に即位したばかりの平陽公主の弟、武帝・劉徹が新しい政治を行おうとしていた。
（45分）

韓嫣の怒りを買った衛青は、平陽府に乗り込んできた韓嫣に引き渡されそうになるが、平陽公主によって窮地を救われる。
衛青は平陽公主に一生の忠誠を誓った。
その後、平陽府は武帝の訪問を受け、にわかに活気づく。
（46分）

武帝・劉徹の寵愛を受けた衛子夫は翌朝、武帝の護衛として平陽府を訪れていた幼なじみの段宏と再会。
そして武帝に望まれて後宮に入ることになった衛子夫は、段宏の護衛の下、衛青、親友の沈葭と共に宮廷に上がった。
（45分）

宮中のしきたりを学ぶとの名目で、衛子夫は年老いた?姫の世話係を命じられた。
?姫は幻覚を見て侍女を殺めるほど病んでおり、衛子夫の身にも危険が及ぶが、誠実な衛子夫は次第に?姫の信頼を得ていく。
（46分）

衛子夫を犯人に仕立てる証言者が現れ、彼女は窮地に立たされる。
その頃、事件の黒幕は衛子夫を亡き者にしようとする陳皇后とその母・竇太主だと感づいていた武帝・劉徹は、太皇太后の許可を得て事件の調査を始める。
（46分）

下手人の自白により衛子夫は無罪放免となる。
しかし、黒幕の陳皇后は追及を逃れ、腹の虫が治まらない武帝は陳皇后を責めた。
すると陳皇后が衝動的に自分の胸をかんざしで刺して大騒ぎとなり、武帝の立場が悪化する。
（46分）

武帝・劉徹は民情を視察する1年の旅を終えて宮廷に戻るが、夜遅くまで政務に励む日々を過ごしていた。
一方、衛子夫は自分が後宮を乱す存在であることに悩んでいた上、武帝に会うことも叶わず自信を喪失していた。
（46分）

武帝が衛子夫の邸である蘭林殿から出てこなくなって何日も経った。
しかも、武帝の「誰も入れるな」との勅命があるからと、衛子夫が陳皇后すら中に入れることを拒んだため、後宮は不穏な空気に包まれる。
（45分）

陳皇后が武帝・劉徹の心を繋ぎ止めようと突然態度を変え、衛子夫に表面上は優しく接するようになる。
その頃、衛子夫は毎年の母の命日に兄弟姉妹が一堂に会す場に、1人だけ参加できなくなったことを憂いていた。
（45分）

武帝の子を宿すため、陳皇后は韓嫣が連れてきた医者の勧めに従ってさまざまな方法を試していた。
結果、ついに懐妊の診断が下った。
喜んだ彼女は満を持して懐妊を発表するが、それが誤診だと判明して失望する。
（46分）

衛子夫が懐妊したと知るや後宮の者たちはみんな掌を返したように彼女にすり寄るようになった。
そして、太皇太后と王皇太后が安産祈願のために伝徳殿で祈祷することになり、後宮は陳皇后に任されることとなる。
（46分）

衛青が殺されることを恐れた衛子夫は、陰謀の黒幕と見られる陳皇后に直談判するが、出血して倒れてしまう。
そこに衛子夫の懐妊の知らせを聞いて戻ってきた武帝・劉徹が現れ、衛子夫もお腹の子供も事なきを得る。
（45分）

平陽公主が夫・曹時の浮気を疑って問い詰めると、曹時は愛人が難産で亡くなったことを白状し、彼女が産んだ息子・襄を嫡男にしてほしいと訴えた。
子供に恵まれなかった平陽公主は深く傷つくが、これを受け入れる。
（46分）

武帝は衛青の誘拐を実行したのが韓嫣だと突き止めたが、彼を成敗したくてもできないことに悩んでいた。
しかし、衛子夫の協力で武帝はついに韓嫣の粛清を果たした。
その後、衛子夫は無事に公主を出産する。
（46分）

段宏が今も忘れられない思い人が衛子夫だと知った衛青は、段宏の気持ちが姉を危険にさらすことになるのではないかと心配する。
そんな衛青の思いを知った段宏は、自ら危険な辺境の地への赴任を武帝・劉徹に願い出た。
（45分）

衛子夫が3人目の公主を産んだ頃、高祖廟で火災が起こりみんなが喪に服す。
その際、陳皇后は衛子夫の悪口を太皇太后に吹き込むが、自身の死期を悟った太皇太后は衛子夫の人柄と能力を認め、彼女に後宮の未来を託す。
（45分）

太皇太后の死後、王皇太后に溺愛される弟・田?が丞相の地位を利用して汚職を重ね、武帝・劉徹は苦々しく思っていた。
そんな中、段宏の恩人である灌夫が、前丞相・竇嬰と共に出席した結婚祝いの席で田?を糾弾する。
（45分）

田?の謀略によって灌一族の罪が明らかとなり、死罪を免れることができなかった灌夫は処刑された。
さらに、竇嬰も田?により先帝の遺詔を偽造したという濡れ衣を着せられ、死罪を言い渡された。
（45分）

偽勅で竇嬰の処刑を止めようとするも果たせなかった段宏は、武帝の密詔があるとうそをつき、段宏をかばった衛青と共に罪に問われる。
しかし、一部始終を知った武帝・劉徹によって事件は穏便に済まされた。
（45分）

祟りに脅えるようになった田?が死亡。
田?とともに謀反を企てた共謀者がいると考えた武帝・劉徹は、段宏にひそかに調査の続行を命じる。
一方、王皇太后は衛子夫こそ後宮の疫病神だという楚服の言葉を信じ込み…。
（45分）

一連の不幸な出来事が衛子夫のせいだと思い込む王皇太后は、衛子夫から3人の公主を取り上げようとし、衛子夫はそれに反発。
一方、曹時が重い病を患い、信頼する衛青に妻・平陽公主と息子・襄を託して息を引き取る。
（46分）

3番目の公主を王皇太后に取り上げられ、眠れぬ日々を送る衛子夫。
やがて取り乱して暴れたり幻覚を見たりするなど、正気を失っていくように見えたが、実は陳皇后が楚服に作らせた毒を巧妙に衛子夫に飲ませていて…。
（46分）

不仲の王皇太后と衛子夫から逃れるように陳皇后の元に通う武帝・劉徹は、陳皇后の出す子衿湯を麻薬入りとは知らずに飲んでくつろぐようになっていた。
一方、衛子夫が自殺を図り、彼女を助けたい武帝は楚服を頼る。
（45分）

衰弱した衛子夫の解毒を急ぐ武帝・劉徹は宮中捜索を行い、王皇太后の部屋から毒が見つける。
武帝は楚服に解毒剤を出させ、衛子夫の命を救う。
さらに、侍女や楚服から首謀者が陳皇后と竇太主だという証言を得た。
（45分）

子衿湯の禁断症状がいまだ残る武帝は、陳皇后と竇太主を決して許そうとはしなかった。
しかし、衛子夫の嘆願で死罪だけは免除することにし、陳皇后を廃位して長門園へ移し、竇太主を追放処分とした。
（45分）

衛青が将軍として初陣を飾ることになった。
その頃、4人目の子供を妊娠していた衛子夫は病を患っていた。
武帝・劉徹は万一の場合、母と子のどちらの命を救うか決断を迫られるが、衛子夫は初めての皇子を産み落とす。
（45分）

衛青は将軍として戦果を上げて凱旋したが、平陽公主と結ばれることは彼女の名誉を汚すことになると悟り、別の女性と結婚することを決意。
彼は長年、自分を慕ってくれていた衛子夫の侍女・沈葭を妻に選んだ。
（45分）

皇后即位の前に武帝・劉徹に里帰りを許された衛子夫は、段宏に伴われ2人の思い出が残る故郷を訪ねた。
そこで初めて、段宏がずっと忘れられない女性というのが自分のことであると衛子夫は知る。
（45分）

衛子夫が皇后に即位して以降、日照りが続いているのは不吉だといううわさが流れる。
竇太主の従兄・劉安が雨乞いの儀式を行うと称して都を訪問。
夢で災いの元は衛子夫だと知らせるお告げがあったと言いだすが…。
（45分）

易寒の機転で劉安の陰謀は阻止された。
衛子夫に対する悪いうわさも消え、武帝・劉徹は易寒に褒美を与えようとするが、料理人にしては博学な彼に疑いを抱く。
すると易寒は、今まで隠してきた過去を皆の前で告白した。
（45分）

下劣な本性を現した夏侯頗と仲違いした平陽公主は、病身の王皇太后の元へと向かう。
そんな娘を見た王皇太后は嘆きながら絶命。
悲しみに暮れる平陽公主は、何もかも衛子夫のせいだと考え恨みを募らせた。
（45分）

新たな妃選びが始まった。
貧しい出身ながら美しい姉妹・王桑と王燕が最終選考に残る。
そんな中、気弱で優しい王燕が食事も何もかも全て、気の強く自信家である姉・王桑に譲って尽くしていたことを衛子夫は知る。
（45分）

武帝・劉徹から大将軍に任命された衛青が謎の刺客に襲われ、城門は封鎖された。
平陽公主が衛青の邸に駆け付けるものの、沈葭と衛子夫が武帝の勅命を理由に面会を拒み、彼女は衛青の安否も分からぬまま帰される。
（45分）

衛青の暗殺に成功したと思った劉安は、淮南で挙兵する準備を進めていた。
この謀反を見抜いた武帝は衛青、段宏と共に反乱軍を一網打尽にする作戦を立てるが、思いがけぬ邪魔が入り寸前で作戦は失敗する。
（45分）

懐妊した王燕に毒が盛られ、王燕を恨む姜柔の仕業だと気付いた衛子夫。
姜柔を尋問するが、彼女は悔い改めるどころか衛子夫の指示でやったと武帝・劉徹にうそをつく。
衛子夫は心を鬼にして姜柔に死刑を言い渡した。
（46分）

王燕が皇子を産み、武帝と衛子夫は喜んだ。
淮南では段宏が劉安の挙兵を阻止し、味方に犠牲を出さずに謀反を鎮圧することに成功。
田?と劉安が共謀していた証拠を携えて都に戻った段宏は、武帝と共に竇嬰を供養する。
（45分）

平陽公主は劉安の一味と付き合いのあった夏侯頗との離縁を決めた。
武帝・劉徹は王桑の言葉から段宏と衛子夫の関係に疑念を抱き始めていた。
そんな中、段宏が劉安の養女・麗姫を宮中にかくまっていたことが判明する。
（45分）

王燕の息子である?がおもちゃの太鼓で叩かれて額にけがをする事件が起こった。
ちょうどそばにいた衛子夫の息子・拠の仕業と思われたが目撃者はおらず、拠は自分はやっていないと母親に訴えるが…。
（45分）

衛青が辺境を平定するため最後の戦いに出陣することになった。
折しも、沈葭は衛青が長年の戦ですっかり臓腑を痛めていることに気付いた。
彼女は夫を説得し、彼の世話をするために戦場に同行する。
（45分）

沈葭の死を嘆き悲しむ衛青は心を閉ざしていたが、衛子夫からの手紙を読んで敵との決戦に向けて奮起する。
一方、宮中では沈葭の葬儀の準備が進められていたが、易寒が突然殺人犯として逮捕された。
（45分）

大勝利を上げて衛青とその甥・霍去病が凱旋。
衛子夫の一族がますます権勢を誇ることを王桑、王燕の姉妹は快く思っていなかったが、そんなある日、姉妹は武帝・劉徹に招かれて後宮で最も豪華な椒房殿を訪れる。
（45分）

霍去病が急逝してみんなが悲しみに暮れる一方、段宏は仮面夫婦だった麗姫と離縁し、本当に愛してくれる男性と幸せになってほしいと別れを告げた。
その頃、元皇后の陳嬌は生きる希望も失い病床にいた。
（45分）

息子・襄を亡くして都に戻った平陽公主は将来を不安に思い、衛子夫の時と同じように美しい歌妓を献上して、武帝・劉徹の信頼を得ようと考えた。
結果、武帝を引きつけた李姫が後宮に入り、すぐに夫人に封じられる。
（45分）

衛子夫に逆恨みしていた平陽公主が誤解を解き、長年の思いを叶えて衛青と結婚。
病を抱えた衛青を支えて生きていく覚悟を決める。
一方、しおらしい演技を続けてきた李夫人が、衛子夫の前でその卑劣な本性を現した。
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刺客に襲われた衛青は自らの命を守るも病が悪化し、余命わずかと診断される。
その頃、段宏の護衛で地方巡察に出ていた衛子夫は、何者かにだまされて平陽県に滞在中、衛青の危篤の知らせを受け取った。
（45分）

妊娠していた李夫人が毒殺され、段宏と衛子夫が密通していると書かれた遺書が見つかる。
そこで、段宏と衛子夫の関係に再び疑念を抱いた武帝・劉徹は段宏を都へ呼び戻した。
段宏は当惑する中、爰枢が怪しいと気付く。
（45分）

投獄された段宏は衛子夫に説得され、爰枢の陰謀を暴くため逃走。
武帝・劉徹は衛子夫が段宏のために何度も自分に逆らったことで、彼女の愛を信じられなくなる。
そんな武帝に対し、衛子夫は思わぬ行動に出た。
（46分）