月下の恋歌 笑傲江湖

江湖では、五岳剣派と日月神教が覇権を争っていた。

日月神教の副教主である東方不敗は、どう見ても女性としか思えない美しい容姿をしていたが、男性的な服装で覆い隠している謎だらけの人物だった。

（46分）

教主の娘・任盈盈から宝物を献上された東方不敗は、教主の座に就く。

それから10年後、五岳剣派で華山派の令狐冲は、師匠の娘で幼い頃から思い寄せている岳霊珊と街に出て、男たちにからまれている美女を助ける。

（47分）

東方不敗を助けた令狐冲だったが、もめ事を起こしたことを師匠に叱責され、謝罪に行かされる。

そこで冲はある陰謀を知るが、これに関しても他流派の問題に口を挟むなと師匠にいさめられ、地方へ使いに出される。

（46分）

男にからまれている岳霊珊を林家の一人息子・林平之が助けようとする。

だが、勢いが余ってその男を殺してしまう。

追われる身となった平之は、霊珊の機転で何とか逃げのびるが、両親とも霊珊ともはぐれてしまった。

（46分）

田伯光との戦いで負傷した令狐冲は、董方伯と名乗る男に助けられる。

酒を酌み交わした両者は意気投合。

酔った冲が岳霊珊への愛を語るのを聞き、董方伯は心中複雑となる。

董方伯とは男装した東方不敗で…。

（47分）

田伯光に無理やり酒を飲まされそうになっている儀琳を助け出した令狐冲。

またもや伯光に傷を負わされた彼は、店の外で以前東方不敗にからんでいた男たちと出くわしてしまう。

沖は戦いの末、重体となってしまう。

（46分）

令狐冲の師匠・岳不群は、尼僧の定逸から弟子・儀琳が冲に誘拐されたと抗議され、青城派の余滄海からは沖によって弟子が殺されたと詰め寄られる。

そんな中、儀琳は自分を助けるために冲が死んだと告げる。

（46分）

尼僧の儀琳は異性のことを何も知らずに生きてきた。

そのため、薬を塗ろうにも令狐冲の身体を直視することすらできず、顔を赤くする。

さらに「令狐冲さんに一生を捧げます」と言いだしてしまうのだった。

（46分）

劉正風と曲洋から「笑傲江湖」の曲譜を託された令狐冲。

旅の途中、彼と儀琳は拷問を受けていた林震南夫妻を発見する。

その後、夫妻は息子・平之への伝言を残して息を引き取る。

沖は華山に戻り…。

（46分）

岳霊珊は林平之と稽古をするが、平之は弱かった。

霊珊に馬鹿にされた平之は、強引に彼女の唇を奪う。

その後、平之は自らの行いを反省し、食事を取る間も惜しんで稽古に励む。

すると霊珊は平之を見直した。

（46分）

岳不群は夫人の寧中則と共に、五岳剣派を束ねる左冷禅の誕生祝いに出席するため嵩山へと赴く。

師匠の居ぬ間に岳霊珊に何度も求愛する林平之は、奥義を伝授してもらうため、何としても彼女と結婚しようとしていた。

（46分）

岳霊珊は、自分と仲良くしているがために、林平之が兄弟子たちから嫌がらせを受けていると知る。

彼が我慢しているのは自分を思ってのものだ悟った霊珊は、ついに平之に対する気持ちを打ち明けるのだが…。

（46分）

日月神教の東方不敗は、尼僧の儀琳がかつて生き別れた妹だと知って、再会を喜び合う。

また、ほかの尼僧から儀琳が令狐冲に恋患いをしているようだと聞いた東方不敗は、妹のために一肌脱ぐことを決意する。

（46分）

長年行方不明だった華山派の達人・風清揚から剣術を学んだ令狐冲は、田伯光との戦いに勝ち、追い返すことに成功した。

田伯光から冲の居場所を聞いた東方不敗は、董方伯に姿を変え、酒と食べ物を持って彼を訪ねる。

（46分）

董方伯を温泉に突き落とした令狐冲は、胸の膨らみを確認し、董方伯が女性だと気付く。

妹の儀琳が冲に恋患いしていると知っている董方伯は、東方白と名乗って「私を好きになったら駄目」と冲に忠告する。

（46分）

東方不敗は、華山派の総帥・岳不群に日月神教で敵だとばれてしまい、命を狙われる。

冲にも裏切られたと思い込んだ東方不敗は、華山から去っていった。

一方、岳霊珊は、弟弟子の林平之と恋仲になっていたが…。

（46分）

体力を消耗した東方不敗は、以前毒を飲ませた田伯光におんぶするように命じる。

さらに、解毒剤を餌にして、「俺は色魔だ」と叫びながら他人の結婚式に突入させた。

それは、東方不敗なりの伯光への復讐だった。

（46分）

冲が持っていた書が剣術の秘伝書ではなく楽譜であると証明してくれたのは、緑竹翁という竹職人の奇人と、そのおば様だった。

また、沖は「笑傲江湖」を演奏したおば様の楽器の腕前に感服し、琴を習うことにする。

（46分）

毒の使い手・藍鳳凰は結婚相手を見つけるため、殺人名医と言われる平一指の神業的な手術を受け、美人に生まれ変わる。

鳳凰は一指から令狐冲の看病係に命じられて不満を抱くが、冲が男前だったため、気を持ち直す。

（46分）

平一指ら、初めて会う江湖の豪傑たちからも病のことを心配される冲。

彼らが、誰かのために自分の身を案じてくれていると察すると、師匠の制止を振り切り、江湖の豪傑が一堂に会する五覇岡の宴会に参加する。

（47分）

令狐冲は琴の師匠であるおば様と再会し、共に旅することを提案。

常に顔を隠していたおば様は、実は若い日月神教の聖姑・任盈盈で、琴を教えるうちに冲を慕うようになっていた。

そんな2人を見つけた東方不敗は…。

（46分）

東方白とはぐれた冲は、男にからまれていた盈盈を助ける。

彼女はお礼に冲の内傷を治せる人物に会わせると言い、梅荘へと向かった。

そこにいた書画や囲碁を愛する風流な男たちに、盈盈は賭けを持ち掛ける。

（46分）

任盈盈が「笑傲江湖」の楽譜を冲からもらったと言うのを聞いた令狐冲は、本当は盈盈がおば様だったのかもしれないと思い始める。

また彼は、江南四友と呼ばれる4人の荘主と大荘主の黄鐘公との手合わせに勝利した。

（46分）

地下牢に監禁されていたのは任我行だった。

彼は盈盈の父で、12年前に東方不敗に日月神教の教主の座を追われていた。

我行は冲や江南四友を失神させ、冲に自分の衣服を着せて変身し、脱出に成功する。

（46分）

令狐冲は、任我行から副教主になり、盈盈との結婚を提案されるが断る。

別れ際、盈盈から琴を教えたのは自分だったと打ち明けられた冲は、彼女を引き止めようとしたが、発作で気を失ってしまう。

（46分）

林家の旧家で秘伝書を探していた林平之と岳霊珊は、天井裏から文字が書かれた袈裟を発見する。

ところが、何者かに襲われて奪われてしまった。

するとそこに令狐冲が現れ、盗人から袈裟を奪い返すが…。

（47分）

東方不敗は、令狐冲の病気を治すために霊鷲寺にとどまっていたが、彼女が自らの素性を明かさなかったため、聖姑の任盈盈が霊鷲寺に監禁されているといううわさが流れる。

江湖の豪傑たちは、盈盈を救出に向かう。

（46分）

令狐冲らは霊鷲寺に突入するが、そこには誰もいなかった。

また、わなをかいくぐって下山した一行は、それぞれ聖姑を探す。

再び寺へ戻った冲は、左冷禅や岳不群らが任我行・盈盈親子と対峙しているのを目撃し…。

（46分）

東方白が東方不敗だと知った令狐冲は彼女に強い不信感を抱く。

東方不敗は、2人の邪魔をする者たちを排除してきたと明かすが、冲は「それなら俺が死ぬ方がましだ」と言い放ち、2人は決別する。

（46分）

林平之は岳霊珊に求婚し、師匠である彼女の両親からも許可を得た。

それを知った冲は祝いを贈るよう手配するが、その表情は晴れない。

日月神教の総本山では、盈盈が冲の肖像画を持っているのを東方不敗が見つけ…。

（47分）

令狐冲は継承式を終えたことで、晴れて恒山派の総帥に就任した。

また、尼僧の儀琳は、冲に妹のようにしか思われていないことを知りつつも「令狐さんと毎日会えるのが幸せ」と健気に慕い続けていた。

（46分）

冲と盈盈は、敵のわなから命からがら脱出。

盈盈は冲に愛の告白をするが、はっきりとした返事をもらえない。

一方、東方不敗は冲と再会を果たすが、自分たちの仲は終わったと宣告され、まともではいられなくなる。

（47分）

林平之と岳霊珊は、円満な新婚生活を送ることができなかった。

殺された両親の敵を討とうとする平之は、林家に伝わる秘伝を身につけるため、奥義書に書かれてあるとおり、自ら去勢していたのだった。

（46分）

五岳派の創立に関する話し合いを持つため、各派が嵩山に集結。

令狐冲も恒山派の総帥として、儀琳ら尼僧を引き連れて参加することになった。

冲は、合併により総帥の座に就こうとする左冷禅を阻止したかったが…。

（46分）

五岳派の総帥選びは難航の末、剣の腕前で決することになった。

各派は平静を装いつつも、殺伐とした雰囲気となっていく。

そんな中、令狐冲は任盈盈が恒山派の尼僧に扮装して潜入していることに気付いた。

（46分）

林平之は親の敵を討ったものの、毒を浴びて目が見えなくなってしまう。

平之は妻の岳霊珊に冷たく当たるが、彼女は一生そばにいると自分の気持ちを伝えた。

冲と盈盈は負傷した平之と霊珊を陰から見守ることにする。

（46分）

岳霊珊は、夫の林平之に重傷を負わされた。

そんな彼女を令狐冲は付きっきりで看病する。

幼なじみとして思い出を語り合う冲と霊珊を見て、任盈盈は2人の間に入り込めないと感じ、置き手紙を残して姿を消す。

（46分）

霊珊は平之とやり直そうとして会いに行く。

だが、彼女は冲を攻撃しようとした平之に誤って殺されてしまう。

冲は霊珊の墓の近くの空き家で盈盈と暮らし始めるが、そこにも争いの火の粉が降り掛かってきて…。

（47分）

出家した身でありながら令狐冲を慕う儀琳は、耳が聞こえない掃除婦に毎日のように悩みを話していた。

ある夜、その掃除婦が、冲を縛り上げて儀琳と結婚するように迫る。

だが、冲は任盈盈と結婚するつもりだ言う。

（46分）

冲は「育てた恩を忘れたのか」という岳不群の言葉に惑わされ、殺されそうになる。

だが、間一髪、駆け付けた儀琳の剣が不群の心臓を貫く。

五岳派の剣豪の多くが命を落としたことで、日月神教は勢力を拡大していた。

（46分）

恒山派の弟子たちは日月神教の襲撃に備え、剣の稽古を積む。

さらに霊鷲寺の方証大師と方生大師の教えを受けて、わなを準備。

また、警戒を強める恒山に日月神教の向問天が令狐冲への面会を求めてくる。

（46分）

令狐冲にとどめを刺そうとした我行。

だが、その背後から何者かが襲い掛かり、冲は命拾いする。

彼を助けたのは東方不敗だった。

冲は、東方不敗が盈盈に飲ませた毒の毒消しを渡すよう彼女に迫るが…。

（47分）