恋する、おひとり様

トゥ・カイチーは台北の有名フランス料理店のシェフだ。

副料理長の座を懸けた料理対決を控えた彼女は、路地裏のフランス料理店で食べた料理に感銘を受けるが、店を出た際にバイクと衝突して腕を負傷してしまう。

（44分）

副料理長になれなかったカイチーは、やけ酒を飲んで泥酔してしまう。

カイチーの後をつけていたズーチエが彼女を介抱して家に送ると、カイチーを「ママ」と呼ぶ男の子が現れる。

彼は亡き姉の子・シャオイーだった。

（44分）

カイチーはシャオイーを父親の元に帰そうとするが、身勝手な父親を見て自分が育てる決心をする。

その後、ズージエが同じマンションに住んでいると知った彼女は、なれなれしくするなと彼に忠告する。

（44分）

6歳のシャオイーとの生活に悪戦苦闘するカイチーは、ズージエにシャオイーの髪の乾かし方を教わることになる。

1人より2人でいる方が楽しいと主張する彼に対し、カイチーは「1人でいるのが好き」と譲らない。

（44分）

ズージエの料理の手柄を奪ったラーシュエンに不満をぶつけたカイチーは彼女を怒らせ、「ズージエとフランス料理大会へ参加して実力を示せ」と言われる。

さらに、入賞しなければ店を辞めることを約束させられた。

（44分）

ラーシュエンの兄・ハオウェイはカイチーの大学時代の友人で、2人はけんか別れをしたまま長く会っていなかった。

態度を一変させたカイチーに疑問を持ち続けていたハオウェイは、彼女の家を訪ねるが…。

（44分）

フランス料理大会の課題は鯛のムニエルだ。

何の変哲もないメニューに悩むカイチーを、ズージエは植物園に連れていく。

キュウリやハスの配色にインスピレーションを受けたカイチーは、ズージエとソース作りに励む。

（43分）

カイチーは客と揉めたバオチュウのやけ酒に付き合うが、シャオイーのお迎えを忘れていたため急いで居酒屋を出る。

そこへズージエが現れて送り届けてくれたが、カイチーはこれ以上自分に干渉するなと冷たく突き放す。

（44分）

ズージエと距離を置こうとするカイチーだが、優しく接してくれる彼に心を開きつつあった。

そして、人を信じられなくなったのは、父親の借金が原因で幼い頃から友人に裏切られてきたせいだとズージエに打ち明ける。

（45分）

カイチーとズージエ、ラーシュエンと料理長がそれぞれ料理大会の決勝で使う食材を調達して店に出勤すると、オーナー夫妻が現れる。

夫妻は決勝に進んだお祝いに4人を自宅に招き、オーナー自らが料理を振る舞った。

（44分）

フランス料理大会の決勝戦に、審査員としてチェン・ハオウェイが招かれていた。

カイチーは調理開始時間になっても会場に姿を現さないズージエを心配するが、彼が実の兄から監禁されているのではないかと疑う。

（44分）

料理大会で負け、店を辞めようとするカイチーだったが、彼女の実力を認めるラーシュエンと料理長に引き留められ、店に残ることになった。

そしてカイチーは、ズージエが幼なじみであり、尊敬するシェフだったと知る。

（44分）

ズージエは、カイチーが好きな漫画の作者のサイン入り限定本をゲットしようとクイズに参加するが、1問も答えられず、全問正解したハオウェイの手に渡る。

ハオウェイは、限定本をファンサイトで売りに出してしまう。

（44分）

店を訪れた日本人女性・愛子に会いに行くダージー。

恋人から逃れたがっている愛子に、彼はできるだけ力になると約束する。

そんな中、料理大会の優勝を祝して、オーナーが激励のパーティーを開くとの知らせが入る。

（45分）

大学時代に父親がハオウェイに借金をしたことを知ったカイチーは、ハオウェイに冷たい態度を取って傷つけた自分を責める。

そんなカイチーを元気づけようとするズージエは、次第に彼女に引かれている自身に気付く。

（45分）

カイチーとハオウェイの和解を知ったズージエ。

彼は平静を装うも内心穏やかではなく、カイチーにハオウェイをどう思っているか探りを入れる。

一方のハオウェイも、カイチーとズージエの関係を気にしていた。

（44分）

ハオウェイとの友情を取り戻したいカイチーと、カイチーを思い続けてきたハオウェイ。

彼はカイチーの心を掴むため、かいがいしく世話を焼く。

ズージエは、次第に距離を縮めていく2人を見て嫉妬する。

（44分）

台湾を去る日が来ても気持ちは伝えようと、カイチーに告白する決意をしたズージエ。

マカロンや風船を用意し、カイチーを待っていたズージエの目の前で、彼女は突然現れたハオウェイと共に出掛けてしまう。

（44分）

カイチーはズージエに突然キスをされ、戸惑いながらもズージエのことが気になり始めている自分に気付く。

一方、ズージエは自分に対するカイチーの思いを知り、彼女に告白する。

2人は互いの思いを確かめ合い…。

（43分）

カイチーとズージエは、海洋博物館で初めてのデートを楽しむ。

しかしカイチーの幸せは長くは続かなかった。

ズージエの歓迎会で、彼がもうすぐ台湾を去ることを知ったカイチーはショックを受け、彼を責め立てる。

（44分）

ズージエに裏切られたと思い、怒ったカイチーは居酒屋で鬱憤を晴らす。

話し合おうとするズージエに対し、素直になれないカイチーは彼を突っぱねる。

そんなカイチーにハオウェイは、ズージエと話し合うことを勧めた。

（44分）

ズージエがオーナーの息子と知って態度が変わる料理長たち。

ズージエは、カイチーと仲直りするためにも台湾に残る決心をする。

これを喜ぶ両親を見て心中穏やかでない兄のズーシャンは、車で事故を起こしてしまう。

（44分）

ズージエの苦しみを知ったカイチーは、彼を支えていくことを決意する。

そしてズーシャンの左手は回復する余地があるのではないかと思い、左手を盾に家族を苦しめてはいけない、と彼に説教するのだった。

（44分）

料理長たちが取材を受けているテレビ番組の中で、ズージエは兄のズーシャンと組んで料理長たちに料理対決を挑みたいとハオウェイに申し出る。

その真意は、兄と一緒に厨房に立って仲直りをすることにあった。

（44分）

ズージエの兄・ズーシャンとカイチーが誘拐犯に連れ去られ、後を追ったズージエとラーシュエンも巻き込まれてしまう。

そして誘拐犯の1人はカイチーの父・チンシーだということにカイチーだけが気付いた。

（44分）

父親がズーシャンを誘拐した犯人の1人だと判明し、カイチーはズージエやその家族に顔向けできなくなった。

彼女は店を去る決心をするが、人手不足のため入院中のラーシュエンが復帰するまで、勤めることになる。

（43分）

カイチーはラーシュエンが戻ったため店を辞めるとズージエに告げるが、彼はそれを許そうとしない。

そんな中、バオチュウの元夫が現れ、カイチーが作ったステーキを食べた妻が食中毒になったと訴える。

（44分）

食中毒を起こした責任を取ってレストランを辞めたカイチーは、ズージエと距離を置くため故郷へ戻った。

ハオウェイはカイチーの元を訪れ、彼女をそっと見守った。

そんな中、食中毒が虚偽だったことが明らかになる。

（44分）

けがの後遺症で味覚を失って自暴自棄になっていたラーシュエンのために、ズージエは味覚を取り戻す特訓を始める。

しかし味覚を失った原因が自分の父親にあるため、カイチーがラーシュエンの特訓を引き継ぎ…。

（44分）

ただの友達でいたいと言うカイチーに、ゲームに勝ったら了承すると答えたズージエ。

腕相撲で勝負するが、ふいにキスされてズージエは負けてしまう。

ラーシュエンはカイチーに、ズージエを好きな理由を問い詰めた。

（45分）

カイチーの父親がズーシャンの命を救ったことを知ったズージエ。

カイチーとやり直したいと思う一方、ズーシャンの意識が戻らないことに責任を感じているカイチーがそれを望まないだろうとも考えていた。

（44分）

誕生日の夜以降、料理長に無視されていたラーシュエンは、彼の存在が気になり始めていた。

そして彼女は、料理長のお見合いの様子を目撃したことで、自分が本当は料理長が好きなのだと気付いた。

（44分）

料理対決2回戦の課題のメニューに悩むカイチーとズージエ。

その頃、店のお金を盗んだことがばれたシャオシューは辞職を決意する。

一方、カイチーとズージエはそれぞれ課題のメニューを決めた。

（44分）

料理対決の勝敗が決まる3戦目の課題は「人を幸せにする料理」。

自分の作った料理でお客様を幸せにすることができた方が勝ちとなる。

カイチーはズージエの両親を、一方のズージエはカイチーを招待客に選んだ。

（44分）

対決の後、恥ずかしさからズージエとのキスを拒んでしまったカイチー。

以降、彼からの連絡はなく、気になりながらも素直になれないカイチーに、仲間たちは「おひとり様」になれたことの祝福さえするのだった。

（45分）