地獄でなぜ悪い

A級予算でB級！

映画愛に溢れてて、初期の園子温監督のエネルギーを感じて、本当に面白い！

地獄でなぜ悪い

最高でした！
楽しくて、笑えて、泣けました。
キャストも絶妙。

0点か100点

凄いなー
やりたい放題詰め放題。楽しかったー。
グロいシーンも演技派揃いのおかげか、面白く見えるし
コンプライアンスどーのこーのの時代に戦うなー。
10人に嫌われるだろうが、1人に心から愛される監督。
だいぶ違うが、蒲田行進曲っぽさ感じた。
血まみれなのに、ラストシーンで爽やかさすら感じる。
冷たい熱帯魚ばかりが代名詞に挙げられてるが、
コレもその１つに加えてもいいと思う。

日本映画に対するメッセージ

平田は言った、金のために映画を作るんではない！！と
武藤大三は言った、この映画はお前一人を感動せさせたがってんだよと
園子温は日本映画にメッセージを投げかけているのである。この作品を通じて。商業映画がはびこる近年の日本映画界。本当に撮りたいものを撮っている映画監督は日本に何人しかいないのだろう。元々は自分の撮りたいもの、強い願望があったはずである。しかし、近年の日本映画界に引っ張られるように、商業に手を染め、金のために映画をとる人が増えた。そんな人々に園子温は語りかける。お前を感動させたがってんだよ！と。撮りたいものを撮っていたあの頃を思い出せと。園子温は撮りたい映画を撮った。めちゃくちゃだという人もいる。おもしろくないという人もいる。しかし、この映画はそういうことではない。映画ってのはという、エゴをだしつつ、語りかける、メッセージ性の高い映画である

[ネタバレ] この映画を楽しめない人は残念だ

悲劇がなければ喜劇はない。
これは真の意味で馬鹿げた映画だ。
私は撮影のオタク二人がマシンガンを連射するシーンが最高に狂っていで好きだ。
終わり方については
「これは映画ですよ、コメディなんですよ」
と皮肉たっぷりに教えてくれている。真剣に批評しようとする間抜けたちにね。

日本の警察組織というものは、最悪だなと

騙される(笑)
最後の最後で、ひっくり返すのね。
やられた(笑)

ブラックコメディ

B級映画だとは思う。
ただ、園子温と言う人が撮りたいものっていうのはここいう映画なんじゃないかって思った。
ハチャメチャでめちゃくちゃで、それでいてすごくクールなシーンもある。特に太っちょカメラマンがレンズに目を当てたまま絶命してるシーンにはウズウズした。ピクサーみたいに万人受けはしないだろう。ただ、好きな人はとことん好きな映画だと思う。

こういう映画こそ必要！

とても面白かった。
役者さんたちがみんなとても楽しそうに見えました。
好き嫌いはわかれるだろうけど、私は大好きです。
エンディングの映画の世界観とはまったく異なるPOPな星野源の曲もいい(о´∀`о)

[ネタバレ] 世紀の1本

園子温の最高傑作
園子温のギャグは大して面白くない。むしろつまらない。この映画でもすべってるシーンは多い。
この映画はギャグではない。ただただリアルなのである。私は園子温好きではないが、この映画の心意気にはやられた。
ヤクザの抗争を映画にとるのだから、その見返りはしっかりと受ける。ヤクザはヤクザ、その家業には必ず誰かの不幸で成り立っているという事は誤魔化さない。見返りとして全員殺される。しっかり全員死ぬ、筋が通っている。つまりしっかり生き様を描いている。因果応報、いいトコ取りの人間はでてこない。
この映画が人の死を笑ってるとは到底思えない。むしろ逆で、死に誠実に向き合っている。
この映画は何かを必死に作った事がある人にはラストシーンが絶対わかるはずである。生き死にを超越する幸福感、そこに一切の倫理は存在しない。それはわからない人にはわからない。
地獄はどうしたって所詮地獄、だがそれがどうした。地獄だって笑えるのだ。戦争中でさえ、人は笑うのだ。
どんどん悪くなる状況自体を楽しく描く作品は多いが、この類の映画の中でこの映画が頂点である。
どう生きるか
古今東西の映画が向き合ってきたテーマから真正面から向き合った至極真っ当な映画である。

園子温的ライフイズビューティフル！

映画バカの映画愛あふれる、めちゃめちゃ笑える血まみれムービー！
公園でブルースリーもどきの撮影をして子供に馬鹿にされたり、
やくざの女に手を出して監禁される、
という話は園子温の実際の経験から発想しているらしい！
やっぱ園子温は頭おかしいぜ。
この映画も園子温の映画バカっぷりを発揮した半自伝的作品といってもいいのだろうか。いや、園子温のやりたいほうだい映画で映画愛にあふれた作品といえる。みているこっちがいつのまにか映画バカになって長谷川と同じ気分で映画を見ているから不思議だ。大殺戮シーンが本当に気持ちよかった！