森山中教習所

夏の終わりにおすすめ

原作読んでいません。
気になるキャストでもなかったんですが、WOWOWで何となーく観ていたら最後まで夢中で観てしまいました。
特に大きな出来事もなく、一夏の日常を描いた映画です。好きな人には好きと言うレビュー通り！私はすごく好きですね。
主演の2人も良かったです。

ひと夏の、ほのぼのとした思い出

野村さん演じるおバカな大学生の明るい（いい加減？）性格と、賀来さん演じる駆け出しヤクザの冷静で寄せ付けない雰囲気とのミスマッチが面白く、ひと夏の緩やかな日常が心地よかったです。それぞれに向き合うべき問題があり、葛藤を抱えながら｢免許を取る」ことを軸に話が進みます。
3年後の再会の直後に流れるエンディング、星野源さんのFriend Shipが物語とぴったり。
若干の暴力的なシーンはありましたが（ヤクザが出てくる作品だけに。）殺人モノや恋愛モノでもない、観た後で爽やかな気持ちになる映画でした。

野村くんが可愛い。ポップコーンが進む映画

何も難しく考えずのんびりぼーっと観ることができる映画。ポップコーンや何かを食べ、飲みながら観るのにちょうどいい
夏休みの出来事なので劇中に聞こえる音から夏を感じる。
ドッカーンとした笑いがあるわけではないが、新聞に載っているような四コマを読んでいるときのクスッと笑えるところがたくさんある
それから主演の野村周平くんの男子中学生のような無邪気でいろんなものに興味がある子がとてもおバカでかわいい。最近の俳優さんの中でこんなに満面の笑みができる子はいないと思う。
暇つぶしにでもいいのでぜひ多くの人に観て欲しい

正反対の2人

正反対の性格の2人が教習所に通っていくにつれて、またさらに正反対の道を歩くことになる…
正直あまり期待していませんでしたが、観終わった後はこの映画の奥深さに気づきました。そして、エンディングからの星野源のfriendship。本当に素敵だと思いました。

イニシエーション

いいじゃないの。
現代の若者にはイニシエーションはこれしかない。
あんな教官がいたら最高だけど、まあ無理としても、青春がある。
朝ドラ見てるみたいだと思ったら星野源だった。
現代人のドラゴンクエスト。

不思議なおもしろさ

めちゃくちゃ泣けるとかめちゃくちゃ胸にくるとかはないけれど、なぜか観終わったあとはおもしろかったと思えた。

想定外

何の期待もせず、何の予備知識もなく、たまたま録画してあったのを、誰が出てるかもすっかり忘れてる状態で何となく観はじめたんだけど、良かった。何とも言えないゆるい感じとせつなさ。
想定外に泣かされました。野村くんと賀来くんの演技よかった。
エンディングは源ちゃんの曲の相乗効果で、涙が止まらなくなっちゃいました。

もう一生会えないけど……大切な友達がいる

…原作のコミックは未読だが、観てみる。
…あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。
『何にも興味がなさそうでいいかげんな大学生・佐藤清高（野村周平）は、夏休みに自動車免許を取ろうと考える。
ある日、清高は無免許運転のヤクザ・轟木（賀来賢人）に車でひかれ、そのまま車に連れ込まれてしまう。
到着したのは非公認教習所。
そこで清高と轟木が高校の同級生だったことが判明する。
二人はクセ者ばかりが集まる教習所でひと夏を過ごすことになり……。』
この自動車教習所が面白い。
非公認の教習所で、田舎の中学校の校庭を改造したものでチャチイが、その女性教官・サキが麻生久美子だったので、嬉しくなってくる。
で、清高には会う度に特盛の牛丼を喰う女友達がいるのだが、車の運転を教わっているうちにサキにホの字になってしまうのだった。
でも、サキには亭主も子供もいるので、清高との関係は教官・生徒の間柄に過ぎないのだった。
一方の轟木は、ヤクザの親分のお抱え運転手になるべく自動車教習所に通っているのだが、自由奔放で屈託のない清高と付き合っているうちに、自分のヤクザ家業についての疑念が沸いてくるのだった。
この折の普段はクールな轟木の顔に、虚ろな影がかざしたような表情は絶妙だった。
で、轟木がでっかいショベルカーを繰り出して、ヤクザの事務所を急襲する場面はなかなか豪快でカッコ良かったが、轟木の妄想に過ぎなかったというのも切なかった。
自動車免許を取り終えて「旅ライター」を志す清高に対して、轟木の目標はヤクザの親分のお抱え運転手なのだった。
で、二人ともに目標を達成して、数年後に車を運転しながら電車の踏切を挟んで対面するのだが、電車が通過して遮断機が上がると、二人ともお互いを認識しているものの、来し方行く末の知らんぷりを決め込んで擦れ違うラストは切なさが募った。
この映画の次のキャッチフレーズと見事に融合していて、もう半世紀以上も前に過ぎ去ったオラッチの青春時代も蘇えり、鼻の奥がツーンとなった。
『もう一生会えないけど……大切な友達がいる』
星野源のエンディング・ソングも本作にマッチしていて爽やかだった。

星野源の歌と、本編の相乗効果で味わい深く

星野源の「Friend Ship」という曲が主題
歌になっているという理由だけで鑑賞しました。何となくエンディングに流れてきたらぴったりだろうなという漠然としたイメージだけで。
なので作品内容の予備知識は一切無しです。原作も知りませんし、主演の男の子たちも知らない。唯一のマグネットは麻生久美子、根岸季衣、ダンカンといった実力派が脇を固めていること。
大学生と見習いヤクザの一夏の邂逅。出会いと設定は少々突飛ながら、だからといって大した事件が起きるでも無く、淡々と夏が過ぎていく物語。それでも誰もが感じるように、当人達にとっては何かが変わってしまった青春の1ページだったのかも知れない。
そして「Friend Ship」はやっぱりエンディングにぴったりでした。歌詞をじっくり読んで本編を観るもよし、またはその逆でも、ふたつの芸術がまるで双子のように寄り添ってる事実にビックリするかもしれません。いや～とにかく、こんなにじわりとくるエンディングは久しぶりだった。
懐かしい味わいは「スタンド・バイ・ミー」のようでもあるし、絵面は「グッド・ウィル・ハンティング」を彷彿とさせる（とくにラスト）。青春の出会いと別れと旅立ちをここまでさりげなく描いた作品は、そうそう無いんじゃないだろうか。

ゆるい

ゆるい。ただただゆるい。でもぼーっと見る分には良い。レンタルで見るにはおすすめ。野村周平にポンコツ大学生をやらせたらピカイチですね。
私はとても好きな映画です。