ポテチ

単純明快だけど、泣けて面白い

映画とは思えないくらいに短い時間であったけど、題名に込められた想いが、劇中に感じられた。
終わってみて良さに気づいた。単純明快だけど、泣けて面白い、かなり良作。

おもしろかった！

久しぶり素直におもしろかった！
まぁ、ネタバレを見てなるほどなぁって今になって思っただけなんですけどね。
ネタバレしてからもう一回見るのがまたいいかもしれません。
ただのボールがホームランボールになり、人生初のキャッチになり、みんなをちょっと幸せにするんだな。

監督の優しい気持ち

2011年の震災のあと、仙台ロケで映画を撮ったことのある監督が、復興のために仙台で何かできないかと、とても短い間に準備を進めて出来た映画です。なので、オール仙台ロケです。
3月に震災が起り、私がこの映画のエキストラに出演したのが９月。公開が翌年の4月ころだったと思います。映画作りではありえない早さではないでしょうか。ですので、尺も普通の映画よりは短いです。
しかし、私がこの映画にかかわったからという欲目を抜きにしても、ステキなストーリーです。監督の、被災地のために何かできないかという優しい気持ちが、ほっこりと表れている映画。監督も出演されています。本当に隠れた名作だと思います。

いい映画

すごく面白かった。最後は、つい濱田岳さんの演技にほろっと涙がこぼれていました。ただ、伊坂幸太郎さん原作の映画だと、やはり多くの伏線が詰め込まれているため、映画前半は少し退屈になるかもしれないです。しかしその伏線が、鑑賞後、あのシーンにはあんな意味があったのかと発見することでまたさらに胸にじんわりと感動を与えてくれます。また、68分というのも、2周目を見て新たな発見をするのにいい短さだと思います。前半こそ緩い雰囲気ではありますが、じんわりと温かい余韻に浸れる、とてもいい映画だったと思います。

ほのぼの

この映画最高にシュールかつ最高にハートフルなほのぼのとした終わった後、じんわり心温まるぽっかぽかした映画！
派手な面白さは無いけど久しぶりに良い映画だなぁと思いました。
ただし好き嫌いあると思うので心をニュートラルにして自然体でぼぉーっと最後の最後までエンドロールの最後まで2回、3回見ると話の繋がりがわかって更に楽しいかも?

タイトルが最高です。

浜田岳の言葉に出来ない思いを、伝えようとする演技が非常に泣けました。
お勧めですが、友達は普通って言ってたな！

ほんわか

見終わって心がほんわかする映画。
ポテチのシーンで今村が泣いた瞬間、泣いた理由がわかっちゃった。間違ったけどこれはこれで良い、というのは救いの言葉で胸に響いた。
取り返しのつかないものをどうやって受け入れていくのか、考えさせられる。
あと黒崎の「俺は人の心がわからない」という生き方。堂々としてて凄くカッコいい。でも、わからないことによって今村を傷つけてしまったと気づいた彼はとても繊細で優しい人なんだな。
ほんわかの映画なんだけど、なんか心に訴えかけるものあった。
濱田岳君ってほんと、こういう役上手いと思う。
あとやっぱり大森南朋さん凄い。

本当にポテチのような映画

中村義洋、伊坂幸太郎、濱田岳。このトリオは本当にいい作品を生み出す。
物語前半で様々な伏線が張り巡らせられ、それが次第に回収されていくに連れて明らかになる悲しい真実。
彼女、先輩、母、そして全く無縁のはずの野球選手。
スタンドでひたすら声援をおくる濱田岳には本当に心うたれた。
なんでポテチの味間違えて食べただけでそんなに泣くの？？
見終わった後にはあのシーンを思い出してせつなくてたまらなかった。
本当にこの映画はポテチみたいに軽くつまみながらポｯと幸せを感じられる映画だとおもう。

いいね！

短い作品だが伝わって来るものがある。
伊坂さんの「フィッシュストーリー」も読みたくなってきた。
ポテチ食べるとき、ふと思い出しそう！

スパイスに気づくか

主人公の仕事を非現実的なものにすることで、夢の中で見ているような出来事をごく自然に受け入れられる作品になっている。伊坂（原作）＆中村（監督）すごいな。
60分強と短い作品なのだが、ずいぶん内容が濃い。
ネタバレはしないが、小さなスパイスをふりかけます。。
”俺きづいちゃったんですよ…”
主人公の今村が何度か言うが、
一番最初の“俺、気づいちゃったんですよ…”
が、事の始まり　　　…と最後に気づく
車中で食べるポテチに涙する主人公がなぜ泣くのか
ポテチを間違って彼女が食べただけなのに…
今村がどうしてそんなに尾崎に肩入れするのか、
彼女にはわからない。
が、尾崎に対する思いはそのまま実は母親に対する思いだと気づく。
そして、純粋な今村や、自分を無慈悲だという黒澤の行動に
じわじわ吸い込まれていく。
すべての登場人物に全く嫌味がない作品も珍しい。
最後に大きく手を振る今村の気持ち
黒澤や若葉の表情や姿
何も知らない母親に
胸が熱くなる。
まさか涙で終わるような作品とは全く思わなかった