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映画『最低。』とは?(あらすじ・見どころ)

映画『最低。』の作品概要 邦画・日本国内映画、洋画・海外映画

まずは、映画『最低。』とはどんな作品なのか?、作品の概要をご紹介します。

あらすじ

AV女優・紗倉まなによる同名小説を映画化。AVと関わる3人の女性の人生を綴る

■見どころ
AV女優を生業とする3人の女性のたくましさや誇りを、「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督が描き出す。
せりふではなく、表情で胸中を語らせる手法が説得力を増している。

■ストーリー
主婦・美穂は空虚な日常に耐えきれず新しい世界の扉を開くためにAV出演を決意する。
女子高生・あやこは奔放な母親の過去に振り回される。
人気AV女優の彩乃は誇りを持ちながら仕事をこなしていたが、ある時母親にその現在がばれてしまい…。

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映画『最低。』の作品紹介(キャスト・視聴率・OST・DVD情報)

映画『最低。』の作品紹介(キャスト・スタッフ・視聴率・相関図・OST・DVD情報) 邦画・日本国内映画、洋画・海外映画

ここからは、映画『最低。』について、より詳しく作品紹介をしていきます。

映画『最低。』の出演者(キャスト・スタッフ紹介)

映画『最低。』のキャスト(出演者)やスタッフをご紹介します。

映画『最低。』の出演者(キャスト・スタッフ紹介) 邦画・日本国内映画、洋画・海外映画

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キャスト
(出演者)
森口彩乃(役:橋口美穂):何不自由なく暮らしているものの、どこか満たされない日々。夫の健太(忍成修吾)は何事にも無関心で、子供が欲しいと提案しても忙しい仕事を理由に断られる。
佐々木心音(役:彩乃):専門学校に通うため、そりが合わない家族から逃げるように上京してきたが、軽い気持ちでAVに出演。その後人気女優となり、多忙な毎日を送る。
山田愛奈(役:本間あやこ):小さな喫茶店を営む祖母の知恵(根岸季衣)、東京から出戻った母の孝子(高岡早紀)と3人で、寂れた海辺の町で暮らす。
忍成修吾(役:健太):美穂の旦那。
森岡龍(役:日比野):バーの男。
斉藤陽一郎(役:不明)
江口のりこ(役:美沙):美穂の姉。
根岸季衣(役:知恵):あやこの祖母。
渡辺真起子(役:泉美):彩乃の母。
高岡早紀(役:本間孝子):あやこの母。
スタッフ 監督:瀬々敬久
原作:紗倉まな
脚本:小川智子/瀬々敬久

映画『最低。』の相関図

映画『最低。』の人間関係をまとめた相関図です。

映画『最低。』の登場人物の人間関係・相関図・チャート 邦画・日本国内映画、洋画・海外映画

映画『最低。』の平均視聴率・最高視聴率

映画『最低。』の視聴率を調べました。

平均視聴率 -%
最高視聴率 -%

映画『最低。』のOST(オリジナルサウンドトラック・主題歌)

映画『最低。』のOST(オリジナルサウンドトラック)の情報です。

映画『最低。』のOST(オリジナルサウンドトラック・主題歌) 邦画・日本国内映画、洋画・海外映画

曲順 タイトル
1 ふちどり

[OST]最低。 主題歌 ふちどり

映画『最低。』のDVD&ブルーレイ発売情報

映画『最低。』のDVD・ブルーレイ発売情報です。

映画『最低。』のDVD&ブルーレイ発売情報 邦画・日本国内映画、洋画・海外映画

[DVD/ブルーレイ]最低。 通常版 [DVD]

発売日:2018/3/30
価格:¥2.530
時間:2 時間 1 分
ディスク枚数:1
形式:Color, Dolby, Widescreen
言語:日本語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
出演:森口彩乃/佐々木心音/山田愛奈
リージョン:リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。)
アスペクト比:1.78:1
メーカー:KADOKAWA / 角川書店

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映画『最低。』の感想レビュー

映画『最低。』のネタバレ感想・レビュー・口コミ・クチコミ・評判) 邦画・日本国内映画、洋画・海外映画

映画『最低。』の感想レビュー(ネタバレあり)

ここでは、『最低。』を見た人の感想レビュー(ネタバレ有り)をご紹介します。

女性心理の勉強になりました。

紗倉まなさんが原作。タイトルが「最低。」今まで観てきた作品と違い、違和感あり過ぎで逆に観ようと思いました。
いいかげん長い事生きてきたけど、未だに女性心理が理解出来ない男だからか、最後までどうなるのか全く読めないのが良かったです。
AVに纏わるストーリーを演じる三人の演技力も素晴らしく、三人とも存じ上げなかったのがまた良かったんでしょうね。
AVの話でありながらそこが軸ではなく、女性の生き様、心理を描きながら、AV女優の親、子供の苦悩までも描いてるところに原作者の知性を感じます。
ここでは男性はあくまでも脇役。そしてさまざまな女性の複雑な心理描写、表情、強さ、弱さを中心に描き、よくあるラブストーリーとはかけ離れた異色作です。
重くなりがちな話なのに、どことなくフレンチ・テイストなのは監督の手腕でしょうかね。
とにもかくにも三人の女性が、いや〜良かった(^^)

女優さんたち熱演でいいですね

AVに関わる三人の女性の話。
女性たちの繊細な心持ちにぐっときました。
森口彩乃さん、佐々木心音さんがいい表情で熱演されていました。
ラストの余韻も好きだなあ。
見応えありのいい映画ですね。

山田洋二監督がAV女優を撮ったみたい

「おくりびと」のように海外でも評価される作品だと思う。最初からスッと映画の中に入れて最後まで一気に話が進む。ジンとくるシーンもいくつか。出演者を見ても内容が軽くないのが分かる。料金が勿体無いとか微塵も思わない。女性にもお薦め。

彼女たちは「最低。」じゃない

監督・瀬々敬久、原作・紗倉まな、この時点でもう観るしかないと思った。
3人の女性を中心にそれぞれ独立したストーリーが意外なところで絡み合う。この展開が面白い。AV業界が舞台になっているが、決して内幕暴露みたいな通俗的ドラマになっていない。絡みの場面もあるものの決して下品にならないないのは瀬々監督の巧さだと言える。
3人のヒロイン、森口彩乃、佐々木心音、山田愛奈もそれぞれ適役であり、脇役の高岡早紀、根岸季衣、江口のりこ、渡辺真紀子のベテラン女優たちもそれぞれ役柄をわきまえた存在感を見せてくれる。男優は、まあいいか。
とりわけ森口彩乃さんの人妻AV嬢役がいい。森口さん自身がヌードも初挑戦という事だが、それがヒロインの不安や決意とうまくシンクロしている。最初はなんて事ないと思っていたのが、場数を踏むごとに妖艶さを増していく、これは素晴らしい。
そしてラストシーンへ。ここの余韻もまたいい。瀬々監督の「菊とギロチン」早く観たいです。

最低だけど最低じゃない

佐倉まなさん原作の映画化。
3人の女性の人生を描くわけですが、セクシー女優である彼女が描くので、AV業界がメイン。誰もがなにかしらで関わっています。
荒んでいるような、でも幸せなような……。
どうなんだろうね。それぞれが納得していれば……なんだけど、そこがまた難しい。
それぞれの女性の人生は幸せに進むのかなぁ。
原作は原作で面白いので、そっちもおすすめ。

表情だけで表現する

AV業界の裏側というより「理屈が通らないコト」になぜか行動が走ってしまう人間の不可思議な側面を切り取った作品に感じます。
3本のオムニバスを並列に走らせてる作品なのですが、
(1)家族に黙ってAV女優
(2)夫を裏切ってAV女優
(3)母親が元AV女優
という構成なので「母⇒自身⇒子供」という3世代の縦関係も感じさせるつくりになってますね。
で、「理屈が通らないコト」を女優の表情だけで表現することに成功している映画だと思います。特に森口彩乃さんが姉から妊娠を告げられたシーン(状況:姉⇒不倫相手の子を妊娠:自分⇒夫に黙ってAV出演してきた帰り)の表情には狂気じみたモノを感じました。

一口寸評

東京国際映画祭にて鑑賞。
ピンク映画出身の監督は、当然と言えば当然か皆女性の撮り方が上手い。
今年3作公開の瀬々監督もその一人。
AV女優紗倉まなの小説を映画化、AVが絡む3人の女性の生き様を描く。
仕事がばれて釧路からやって来た母(渡辺真起子)に口説かれる彩乃(佐々木心音)。彼女が紗倉まなの分身だろう。
夫婦生活に満ち足らず、変化を求めてAVに走る美穂(森口彩乃)。
元AV女優でシングルマザーの母(高岡早紀)と田舎の祖母(根岸季衣)の下で暮らす高校生あやこ(山田愛奈)。
新旧女優の競演にはいずれも甲乙つけがたいが、さすがにベテラン女優の演技に光るものがあった。
からみの場面もほどほどに妖しく、揺れる手持ちカメラが彼女たちの表情をモザイクなしに舐め尽す。
赤裸々な女性たちの心情に寄り添う監督の演出に、いやらしさは感じなかった。
美術を介した物語の紡ぎ方も麗しい。芸術点が高く、なによりも原作が「最高」。
今年の映画祭で観たなかで、本作が一番観客が多かったことを報告しておく。

そこに、ほんの少しのぬくもりがあったなら

主婦の美穂がAVに出ようと決意してしまったのも
彩乃がAVの世界の飛び込んでしまったのも
人と上手く接することが出来ないあやこも
みんな、もう少し彼女たちに心を砕いてくれる人がいたなら
違う生き方が出来たのかもしれない。
それを甘えだと思う人もいるだろうけど
ならば美穂の旦那も”ものわかりの良い”妻に甘えて
子供に煩わされない生活をしている。
それも本当は薄々感ずいているのかもしれない。
それでもあまり強く意思表示をしない妻に甘えて
自分本位の生活を送ろうと企んでいる。
だからこそ
妻の告白の時、怒りを見せつつも妻をなじったり叩いたりしなかった。
妻の裏切りは許せなくても、その原因の一端が自分にもあることを理解していたからなんだと感じました。
控えめに『子供が欲しい…』と発言する彼女の意志を
自分のわがままで無視し続けた結果が、自分の『女としての価値』を見失わせて、それを確認したくて飛び込ませてしまったのではないかと瞬時に悟ったのだろう。
もし一人だけでも2人の間に子供を作っていたなら、こうはならなかったのではないかと…。
彩乃も母親の言葉が全てだったのでは?
『あなただけは何考えているかわからなかった…』
そんなに難しい事をしてきたつもりもなく、ただ愛して欲しかっただけ。
体裁とか関係なく、そんな事子供の彼女にわかるはずもなかったのに
きっとその時々において母親は彼女に冷たく、突き放し続けたのでは?
だからこそ
部屋にあった置き手紙に反発する。
『今さらそんな優しさ見せられても嬉しくない! その優しさはもっと昔に欲しかったんだ!』と。
あやのが人と接するのが苦手なのも
一番身近なはずの母親がキチンと愛してくれなかったから。
誰も自分の事を必要としてくれないんじゃないか?
描く絵に、3人の女性の姿を描きながら
探し求めたのは3人で平穏に生活する日々。
父親はいない。いないならそれでもいい。
おばあちゃんと、お母さんと、私。3人で笑いあえる毎日があったら
私ももう少し幸せでいられるのに…
きっとそう思っているんだろう。言葉に巧く出せるものじゃなく
深層心理の中の事なのかもしれないけれど。
三者三様、違う立ち位置で交わるわけでもない生活をしているけれど
みんながみんな甘えを許されないような立ち位置に追い込まれていて
救われたい、甘えたい、優しくして欲しい、ほんの少しの…
そんな思いがどこかに詰まっているような気がします。
AV女優の世界の飛び込む決意をする女性たちにも
どこかで誰かに必要とされたい願望があるのかもしれないなと思いました。
もちろん借金返済の為に一肌脱がなきゃという緊急な目的もあったりはするのだろうけれど…
人として、女として道迷う時、自分の価値を確かめたくなるのかもしれない。
そんな事を感じる作品でした。

本とは違う作品と見れば、これもいい

紗倉まなが大好きで、本も買いました。
作品は、上映する場所が少ないなか、新宿で観賞。
本は、一作品毎に完結だが、映画は、やはり3つの短編を混ぜている
AV女優の世間からの厳しい評価と、それに葛藤する女性の心情が上手に描かれています。三人の女優が、メジャーではないため、妙に引き込まれた。森口さんは、最初にほぼ化粧けのない感じで登場し、その後化粧するので、そのギャップがいい。ただ、スタイルがいいし、若く見えるので、本とのイメージは、重ならなかった。佐々木さんは、普通な感じで、自然な演技が光りました。凄く、AV女優の葛藤の表現は上手かった。スタイルもよく、AV女優っぽい。最後のセリフは、考えさせられた。山田さんは、普通の高校生。他の二人に比べてちょっと弱かった。原作とはちょっと違うがこれも謂いかも。上手に気持ちの動きを描いた作品で、良くできていると思います。

AV業界や 女性の生き方のリアリティが描かれている。

映画としては構成は普通でしたが、普段知らない業界の本音などを垣間見ることができました。

映画『最低。』のネタバレ感想(ツイッター・Twitter)

ここでは、『最低。』を見た人の声や感想(ネタバレ有り)をご紹介します。

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