俺はまだ本気出してないだけ

過去最高にコミカル

久々声出して笑える作品でした。何度か見返す映画になると思います。万引き家族より１００倍おもしろかったです！堤真一最高！！

最後に希望が見えて、救われた

自分探しを続けるシズオは、離婚経験のある41歳男性シズオ（堤真一）。美少女高校生の娘（橋本愛）と老いた頑固者の父（石橋蓮司）との3人暮らし。
主人公シズオは元サラリーマン。係長まで昇進た。しかし、縁あって漫画家になることを決める。
しかし、周りは誰も応援してくれない。実の父にも、自分のなかの内なる自分たちからも、「諦めろ」だの「才能」がないだとか、夢を諦めさせることばかり言われ続ける。ただ、高校生の娘だけが、「お父さんのデビュー作をみたい。」といってくれた。
しかし、自分を信用して、昼はファスト・フード店でアルバイトをしながら、漫画家デビューを目指す。そして、ついに漫画デビューできる。シズオは天にも昇る気分だったはずだ。シズオの幸福感は、観てる私にまで伝染した。シズオは救われた。そして観ている私も救われた。
この映画で幸運が振りかかる出来事は、漫画家デビューの出来事だけではない。
・シズオのことを高校生の娘、静（橋本愛）は見捨てなかったこと。
・シズオは持込漫画原稿がボツになったとき、風俗店に入った。しかし、そこで、静にばったり会ってしまう。経済的に不安定な家庭を心配し、シズオに内緒に働いていたのだ。静はシズオを責めなかった。一緒に帰る途中、シズオは静にこの仕事をやめるように言うと、静は分かってくれた。
・シズオが歩道橋から自転車で落ちたとき、後頭部を地面に直撃するが生命の危機とは生らなかった。
・シズオが漫画の原稿を持ちこむ出版社で、シズオ担当の理解ある男性社員が退社してしまった。しかし後任の女性社員とも気の合いそうなこと。
・幼馴染のサラリーマン男性の宮田（生瀬勝久）が、脱サラしてパン屋を開業すること。
・パン屋の最初の従業員に、シズオを通して知り合った年下の信頼のおける友人、市野沢（山田 孝之）になってもらえたこと。
・市野沢が、人間関係のよい職場で、安定した仕事に就けること。
・宮田は子供を大切にしてきたから、子供もお父さんが大好きだった。パン屋開業の際、「お父さんを支えていきたい。」という。それで、子供が大好きな妻（水野美紀）は離婚をやめ、宮田に付いていってくれると決めたこと。
映画のなかに散りばめられた幸運のできごとの数々が、観ているものを救う。
そして、観ている者を救うのは、幸運なできごとだけではない。シズオの楽天家ぶり、根拠の自信、悪げのない思い上がり、能天気ぷり、おちゃめな言動にも救われる。悲惨な状況にあるとき皆を心の中で、ぷっと笑わせるのは天使だよ。
こういうわけで、映画を見終わったとき、後味がとてもよかった。人生で辛い境遇にいるけれど、人生まだやれるかもと思えた。
この映画に関わった全ての皆さま、ありがとうございました。
特に画面には映らなかったけど、この映画を裏で支えてくださった皆さま、ありがとうございました！とてもいい映画でした。

色々と伝わるものがあった

邦画のコメディ物は個人的に外ればかりだったけど、これは笑えました。今の時代、大企業でもリストラや工場閉鎖など生涯安泰とは言えません。怖いことに誰でもいい年して無職になりえます。本当に自分のやりたい仕事に就ける人だって少ないでしょう。かと言って起業して成功する人も僅かです。
やりたくない仕事でも家族のために我慢してキャバクラで働くおじさん。弱々しも強い人ですね。かたやシズオは、より非現実的な漫画家を目指してしまいます。ダメ男だけど、諦めない姿勢は感じ入るところがあります。
パン屋を開業することにした友人と、何をしてもうまく行かない若者が縁あって一緒に仕事をすることに。若者は誘ってくれたことが凄く嬉しかったはず。成功して欲しいと思わずにいられません。シズオの今後は絶望を感じさせるけど、３人でパン屋もアリかもね？

同年代に最高のプレゼント。

同年代で目的を失っている人に最高です。
前のレビューでこの人は目的があるだけましとか、言ってますが。
そんなの、作れますよ。（それでもだめなら、栄ちゃんでも聞いてな）そして、自分を信じて疑わない事。勢いを自分で感じられる感性。励まされました。

楽観的になれる憎めない良作！

随所随所笑っていたが
中村パーソンで完全に吹いた。笑
絶妙。
(本編見たら分かります)
脇役も豪華で堤真一のダメ男っぷりも
見事にハマっている。
全くすごい役者だ。
もっと高評価でいいと思う
くだらなさもあるが
楽観的になりたいとき気楽に見て
笑える素敵な作品だった。
…山田孝之かっこいい。

アマゾンプライムビデオでみた

主人公と同年代です 最高に面白かった 自分を見てるようだった

夢と希望

シリアスに描いたら、恐ろしく暗くて救いようのないハナシ。何もうまくはいかないだろうけど、人には夢や希望が必要だ。ツライ現実も笑いに変えて生きていかなければ。

いや、意外にも！

パッケージや予告を見た限りでは、はっちゃけた感じのコメディ映画かなと思ってましたが、全然違いました。笑 それが、逆にすごく良かった。少しゆるい癒しコメディ映画ですね！南極料理人と雰囲気が非常に近いので、ハマる人は何回も見てしまうと思います。評価は分かれると思いますが、個人的には星5です。

シュールな笑いと人生観。実は奥深い作品

勇者ヨシヒコファン→福田監督！と興味を惹かれ視聴しました。
冒頭から思わずフフフっ笑、て笑ってしまう要素が散らばってるのがさすが、と感動。笑
そのままおもしろおかしくいくのか、と思いきや。
主人公、堤真一さんのぶっ飛びダメ親父具合に絡む、周囲の人々の人生。
主人公に感化？されるような流れで各々の人生観を見つめていく、たぶん大人なら誰しも考える自分の意味みたいなのを考えさせられる作品だと思います。
何より出演されてる俳優陣の豪華さ！個性派俳優さん方が各キャラに深みやリアリティを吹き込んでいらっしゃいます。
そしてもちろんあの放置的な笑いは健在！
ヨシヒコメンバーも健在！(個人的にはここが一番ツボですが。笑)
頭を空っぽにして見て、ほっこり暖かくなって鑑賞終えられる作品です。
ちょっと仕事や家事に疲れた時に元気を貰えます。
うん。オススメです。

面白いけど色々考えさせられる

漫画は見たことないので実写の出来はどうかとかわからないですが
やはりさすが福田監督の演出、とにかく笑いがありボケまくり、本当に面白い！です
でも主要3人(堤、山田、生瀬)のそれぞれの生き方を見てふと自分と照らし合わせて考えたり、本当に今の自分ってどうなんだとか3人を見てこういう生き方もあるんだとか勇気もらったり、また色々考えさせられたりしました
ぜひ見ていただきたい映画、キャストもですが主題歌も素晴らしい！